敷金とは賃料などの借家人の債務を担保するために、借家人から家主に交付する金銭のことをいいます。

借家人の債務を担保するために家主に交付されている金銭ですので、賃貸借契約が終了して家を明け渡した後に、敷金から借家人の債務額を差し引き、残額が借家人に返還されることになります。

敷金から差し引かれる債務には以下のようなものが挙げられます。

・未払い賃料

・修繕費用（借家人が誤って壁を傷つけたり、窓ガラスを壊すなどした場合です。）

→通常の使い方をして年月の経過により生じた修繕費用は債務に含まれない、と考えられています。

ただし、敷金からどのような費目が差し引かれるかの判断は難しい場合もあります。敷金をめぐる問題でお悩みの方は、お気軽に専門家である弁護士にご相談ください。