ワンクリック詐欺とは、サイト等に記載されたＵＲＬや画像などを１度クリックしただけで、有料サービスに登録されたなどとして、高額な料金の請求をされることです。架空請求詐欺の一つと考えられます。

このような場合、クリックする行為が全く契約の申込の意思表示とは無関係にしたものであったり、クリックが操作ミスによるものである場合、そもそも契約の申込の意思表示があったとはいえず、契約は成立していないので、請求されたとしても応じる必要はありません。

このような請求を受ける場合、「●●日以内に支払がなければ、直ちに法的措置をとる」との旨の文言や、「心当たりがなければ、こちらの電話番号●●－●●●●－●●●●に連絡を」との文言が記載されていることが多く、冷静さを欠いて連絡を取ってしまったり、お金を振り込んでしまったりしてしまいがちです。

しかし、上記のとおり、かかる請求には法的な根拠はないのですから、一切対応するべきではありません。放置が最も適切な対応です。もし万が一裁判所から心当たりのない書面が届いた場合には即時の対応を要することがありますので、直ちに専門家である弁護士にお気軽にお問い合わせください。