賃貸借契約は個人の方にも、法人を含めた事業主の方にも、大変身近な契約です。

それだけに賃貸借を巡るトラブルは発生しやすいため、個人の方も法人を含めた事業主の方も契約においてそのチェックポイントを知っておくことは重要です。

賃貸人の方は、賃料の回収をより確実にし、かつ賃借人に対して適切な権利義務を設定する、という観点から以下のようなチェックポイントが考えられます。

・賃貸借の期間の設定は適切ですか？

・賃借人の側に中途解約権が留保されていますか？その条件はどんなものですか？

・敷金額の設定は適切ですか？

・敷金の返還条件は明確に定められていますか？

・賃料の金額や回収方法は明確ですか？

・違約金の規定は定められていますか？

・物的あるいは人的な担保についての規定はありますか？

・修繕維持義務が過度になっていませんか？逆に免責される範囲が過大になっていませんか？

・法人を含む事業主の方が個人の方に賃借する場合、消費者契約に反する程度の個人の方に不利な条項はありませんか？

・建物の買取義務や優先交渉権等についての規定はありますか？

契約の条項についてご疑問点等ございましたら、専門家である弁護士にお気軽にご相談ください。