賃貸借相談：Ｑ賃貸借契約において保証人はどのような責任を負うのでしょうか？

保証人は賃借人と同一の責任を負うのが原則です。

とはいえ、建物を明け渡す義務や、建物を目的に応じて適切に使用収益する義務は、建物を使用収益しているわけではない保証人は負わないと解されています。実際には賃借人が賃貸人に対して金銭を支払う債務が発生した場合に、その支払いについて賃借人とともに責任を負うのが保証人の責任ということになります。例えば、具体的には

・延滞賃料の支払

・賃借人の不適切な利用による損害賠償などの責任

・賃借人が負担すべき原状回復費用の支払

などが保証人の責任として挙げられます。

なお、連帯保証契約の場合、賃貸人から債務の請求を受けた場合ただちに支払をしなければなりません。連帯保証人は、まずは賃借人に請求してください、との主張はできないので注意が必要です。

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