交通事故相談：Ｑ示談交渉とはどのようなものでしょうか？

示談とは、裁判手続によらずに、当事者間で、交通事故によって生じた損害についての、賠償責任の有無や金額、支払の方法などを決めることです。示談交渉が成立すると、成立した内容以上の請求はできなくなるのが通常ですから、示談交渉は慎重に行いましょう。

また、交通事故を起こしてしまうと、行政上の処分や刑事上の処分が科せられることがありますが、示談交渉とは無関係であり、示談交渉が成立したからといって行政上あるいは刑事上の処分を免れることが出来るわけではありません。ただし、示談が成立したことは処分を決定する際の参考にされることはあります。加害者が示談を急いで迫ってくることもありますが、示談にはその後の請求が出来なくなるという効果が付加されるの通常ですから、慎重に行いましょう。また、刑事上の処分が決定されると加害者が示談を申し出なくこともありますので、適切な時期に示談交渉を行うのも重要です。

示談交渉に当たっては、双方にどのような損害が生じたのか、各損害はいくらの金額と評価されるべき損害なのか、その損害に対する双方の過失割合はどのような割合か、といった点を決めていくことになります。

示談交渉はそのタイミングや、交渉内容など専門的な対応が必要になることも多いです。お悩みの方は専門家である弁護士にお気軽にご相談ください。